日本ドキュメントサービス協同組合連合会

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会長からのメッセージ

新ホームページの開設にあたって

 平成28年6月、日本複写産業協同組合連合会は経済産業省の認可を得て、定款変更を行い「名称の変更」、「会員の資格」、「パートナーズの呼称変更」を行いました。

 80年余続いてきた複写業の歴史は平成28年3月、メーカーによるジアゾ商品の生産中止という大きな節目を迎えることになり、複写というドメインの消滅が間近に迫り業界そのものが大きく変容することを求められています。

 戦前の軍事産業の時代、戦後復興期、そして日本の経済が格段に膨張した時代、さまざまな産業界が大きな成長を続け、隆盛を誇りその勢いはとどまるところを知れずという時代に、経済成長のあらゆる場面で「図面」や「書類」を複製するという複写産業界として地位は、地味でありながらも欠かせないサービス産業の一つとして社会の中に根を張り、確実に成長してまいりました。その役割は縁の下の力持ち的業務としてお客様からの信頼を勝ち取り、またお客様のニーズに合致したサービスの提供は、いろいろな産業を支え、社会の中に浸透しておりました。

 その後、パソコンの普及やデジタル化という社会環境の変化により、世の中の全てのビジネスのシステムが大きく変化してきました。そして今やAI(学習・推論・判断といった人間の知能のもつ機能を備えたコンピューター-システム。応用として、自然言語の理解、機械翻訳、エキスパート-システムなどがある。出典:大辞林)やIoT(あらゆる物がインターネットを通じてつながることによって実現する新たなサービス、ビジネスモデル、またはそれを可能とする要素技術の総称。出典:デジタル大辞泉)という言葉に代表される社会の変革が進んでいます。

 複写業界は時代の流れとともに、『青写真⇒陽画焼付⇒PPC化⇒カラコピー化⇒デジタル加工⇒デジタル入出力⇒POD化⇒多様化されたフィニツシングワーク⇒図書・出面の電子化とデータ管理業務の提供⇒顧客のニーズに合わせた密着型サービス提供』へとそのドメインを刻々と変化させてまいりました。

 細かく検証すればその業務体系はさらに拡大することになりますが、その詳細は連合会の幹部が著したレポートをホームページから参照することが可能ですのでご覧ください。

 このように業界のドメインが変化し、従来型のビジネスが社会の中で通用しなくなってきた現在、昔の殻を背負ったままの業界ではこれからの新しい時代を進んでいくことは不可能であるという結論に達したことから今回の「業界ドメインの変更と名称の変更」という大きな出来事を迎えることとなりました。

 全国青写真業連合会として20年、日本複写産業協同組合連合会として30年という長い歴史を持つ業界とはいえ、新しい時代にマッチした『業界組織の在り方と方向性の再検討、新しい事業エリアの確保や新市場の創出』という大きな命題を掲げることが必要とされています。

 全国においてこの業に携わるすべての方々が一つとなって新しい『新事業分野の創造』を行っていくことで『複写業からの脱却』という大事業を成し遂げることがこの瞬間求められています。

 私たち業界のパートナーである生産財を提供するメーカー各社も同様に「新市場の創造」という目標を掲げ、この新しい時代に、単に複写機や複合機を提供していくだけでなくデジタル化された社会の中で「広義のドキュメント」の処理について多面的な観点からその方法を理論化し社会の新しいビジネスの流れを方向付けようと努力しているところです。その研究の成果の中から、ビジネスに関わるヒントの提供や生産財の改良、プリント・オンデマンド・サービス事業の確立と普及に力を注いでいます。

 複写業からの脱却は業界にとって急務であると同時に、このようなメーカー各社、さらに関連ビジネスに携わる方々とも情報交換を行いながら私たちが目指す未来を次世代のために構築していくことが求められております。そして新しい業界づくりを行うこと、業界人としてお客様と同等の立ち位置でウィンウィンの関係を築ける実力を身に着けることも同時に要求されています。

 全国各地でそれぞれの会社がそれなりの努力を進めていますが、そのパワーを一つにまとめていくことで、一層その力は増幅し大きな影響力を持つ事になります。

 過渡期にあった価格競争の激化という現象は、既に時代遅れのものとなりました。これからは業界人が競って顧客へのサービスやニーズに合った商品の提供を提案していくことで利益の出る業務への転換を図ることが求められています。

 日本ドキュメントサービス協同組合連合会を構成する会社様は中小・小規模事業者を主体とする団体ではありますが、新しい日本の社会は「働き方改革」の名のもとに私達会社に対しても大会社同様の厳しい経営体質を求められていくことになります。私たちの業界で働く多くの方々にも一流企業並みの働く環境や賃金、そして働き甲斐を与えていかなければならない時代となりました。

 その新しい時代にマッチした環境づくりには、従来とは全く違うビジネスシステムを構築しなければなりません。今こそ同じ業務に携わる皆様が「新生日本ドキュメントサービス協同組合連合会」の旗のもとで新しい市場創世に向け努力していく必要があると考えています。

 日本複写産業協同組合連合会からリニュアルし「日本ドキュメントサービス協同組合連合会」となったこの連合会では年金問題の補てんシステムとして脚光を浴びている「401K」制度を日本版401K制度が日本に導入された15年前から即導入、業界の年金基金制度を廃し、業界で働く方々の福利厚生制度の一環として参加されている各社のお役立ちとなっています。専門コンサルタントによる相談制度を設け、制度の利点を生かした退職金制度への転換など、小さな会社にとっての事業継続に必須な対策にも貢献しております。当連合会への加入という決断は皆様にとっては難しいものとは存じますが、新しい時代を担う人たちのためにも「場の提供」という大切な事柄を皆様と共有していきたいものです。

 是非とも、皆様の、この連合会へ参加の賛同を戴ければ幸甚に存じます。

会長 森下 修至

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